株式会社ワークオール WORKALL

現場マニュアル(養生)

※現場マニュアルに記載されている内容はあくまで一例です。
現場ごとにルールが異なりますので、派遣先の指揮命令者の指示に従って作業を進めてください。

*資材の名称・使う箇所

①『青ベニ』
  • 床に使う資材です。ザラザラの面が表になります。
  • 会社によっては『パロニア』『ハッポート』等といいます。
  • 『布テープ』をつかいます。色は茶等があります。会社によっては『養生テープ』を使います。
②プラスチック製『プラベニ』、ダンボール製『板ダン』
  • 壁、扉に使う資材です。
  • 会社によっては『プラダン』『ダンプラ』等といいます。
  • 『養生テープ』を使います。色は青と緑があります。
【布テープ】
  • 主に床養生やPC梱包のダンボール等に使用するテープ
  • 粘着力が強いため壁養生や什器の目貼り等直接物に貼り付ける用途には向きません。
【養生テープ】
  • 主に壁養生や什器の目貼り、棚止めに使用するテープ
  • 貼ってはがせるテープ、壁に直接貼る場合は下地の素材によってはマスキングテープを下に貼ります。
  • 事務所移転で一番使うテープ。
【マスキングテープ】
  • 粘着力が上記の中で一番弱いテープ
  • 壁養生時の養生テープの下に貼ります。
  • 剥がれやすい塗装の所に使いますが、マスキングテープでも剥がれる壁素材があるので注意が必要。
【ラップ】
  • コピー機やプリンターなどを運搬時に梱包資材として使用します。
  • その他応接や役員什器等の梱包に使用する会社もあります。
【角当て】
  • エレベーターの間口を養生する時に使います。
  • 『ジャバラ』と呼ぶ会社もあります。
  • 手作りです。
【L型スタンド】
  • 板ダン等、壁の養生材が倒れないようにする時に使います。
  • プラ製、鉄製があります。
【巻きダン】
  • ダンボールが巻いてあるものです。
  • 養生の際、『板ダン』の替わりに使う事があります。
ポイント

布>養生>マスキングの順で粘着力が変わります。
必要なところで使い分けますので周りに確認しましょう。

*搬入出経路の養生のやり方

※お客様によって養生の仕方はパターンが異なることが多いです。その都度やり方を確認し行うようにしましょう。

床養生

・搬入出経路になるところにフロアマットがある場合は、事前に隅によけておきましょう。
・外、部屋から敷いていくのではなく、エレベーターから敷いていくと帳尻が合います。

1.『青ベニ』を配る人
2.『青ベニ』をピッタリまっすぐに敷く人
3.つなぎ目をテープで貼る人と分かれると作業が円滑に進みます。
基本は縦1枚で敷いていきますが、搬入出経路が広い場合、横、縦2枚で敷いていくこともあります。
事前に確認しましょう。
※テープ貼りをしていない青ベニは人が乗ると滑りやすいので配りすぎは注意です。
・床にワックスが塗ってある場所もあります。
テープを剥がす際、ワックスも剥がれるので、床に直接テープを貼るのは避けましょう。

縦1枚

横、縦2枚

 

1.『青ベニ』を1枚ずつ、エレベーターから外(建物の出入り口)及び、エレベーターから荷物を出し入れする部屋まで配って(敷いて)いきます。

2.『青ベニ』同士が重ならないよう、ピッタリまっすぐに敷いていきます。

3.敷いたら、すぐにつなぎ目をテープで貼っていきます。貼らない状態で『青ベニ』の上を歩くと滑り、非常に危険です!

壁養生

『プラベニ』を縦にして並べて(配って)いきます。
つなぎ目をテープで貼っていきます。
『L型金具』を『プラベニ』に立て掛けて(配って)いきます。
『L型金具』をテープで貼っていきます。
※『L型金具』がない会社もあります。

『プラベニ』を並べていく人
つなぎ目をテープで貼る人
『L型金具』を立て掛ける(配る人)
『L型金具』をテープで貼っていく人
で分かれると作業が円滑に進みます。

  • 搬入出経路が広い場合は横にして、立て掛けることもあります。事前に確認しましょう。
  • 壁養生は、白塗り塗装、クロス、木製等でテープを貼る場所が限られてきます。
    塗装等が剥がれるのを防ぐ為に、よく考えてから貼りましょう。
  • 「ここぶつかりそうだな」と思う所は、積極的に養生しましょう。

扉養生

プラベニを扉を覆うようにして縦に当て、テープで固定する。

自動ドア養生

『プラベニ』を縦に当て、半分に折り返します。
両端の上下4ヶ所に、テープを貼ります。

  • 扉の場合は『プラベニ』の両端に『ジャバラ』を使う場合があります。
  • 自動ドアの場合は『プラベニ』を2枚使い、つなぎ目に『ジャバラ』を使う場合があります。事前に確認しましょう。

*エレベーターの養生のやり方

間口

テープを貼る分空け、『ジャバラ』を縦にまっすぐ当てます。
テープをまっすぐ貼ります。

正解

不正解

  • ポイントの扉と、間口の間は荷物を出し入れする際、一番ぶつかる所なので、養生テープで隙間なく貼りましょう。
  • 下地に『マスキングテープ』を貼る場合があります。事前に確認しましょう。

エレベーター内(床)

  • 床のマットを取り、フロアの隅によけます。(必要に応じて)
  • 『青ベニ』を敷きつめ、つなぎ目をテープで貼ります。
  • 『パタンコ』を付けます。(付けない場合もあります)

※『パタンコ』とは
…台車の車輪が、エレベーターの溝に、はまらないようにする為の「渡し」です。
『青ベニ』を加工してあります。

  • エレベーター床用の小さい『青ベニ』、『パタンコ』を常備している会社もあります。
    事前に確認しましょう。

エレベーター内(壁)

  • 階数ボタンがない側から、テープを貼る分空け『プラベニ』を縦に当て、テープを貼ります(写真A参照)。
  • 順々に『プラベニ』を繋げて貼っていきます。
  • 階数ボタン部分手前まで『プラベニ』を当て、テープをはります(写真B参照)。
  • エレベーター内の間口に『養生テープ』を貼ります(写真C参照)。
  • 角の部分は、『プラベニ』を折り曲げて使いましょう。
    その方が次の『プラベニ』も合わせやすく、テープも貼りやすくなります(写真D参照)。
  • 階数ボタン手前までしか養生しない場合と、『プラベニ』を加工して階数ボタン部分を覆う場合があります(写真E参照)。
    事前に確認しましょう。
  • エレベーター内の間口は『ジャバラ』を使う場合があります(ジャバラ写真F参照)。事前に確認しましょう。

※写真は全て、別のエレベーターです。

写真A

写真B

写真C

写真D

写真E

写真F